「なんで予約が増えないんだろう」と思ったら。まずサロンレポートの「ここ」を見てください
いつもお世話になります。代表の片野です。
「なんで予約が増えないんだろう」。
そう感じたときに、まず見てほしい場所がサロンレポートの中にあります。
7月の記事「集客で成功するならピラミッドを作りましょう」で、あなたのサロンのお客様を5つの層に分けるお話をしました。
最後に「ピラミッドの作り方や詳しい使い方については、次回以降紹介していきます」と書いたままになっていました。
今回からその作り方を1つの層ずつ書いていきます。
1回目は上から4段目の「認知済み/未購買顧客」です。
あなたのお店を知っているのに、まだ来ていない方のことです。
この記事で分かること
「知っているのに、まだ来ていない方」の動きを、サロンレポート1本で数える方法
入口の数字を「総PV数」ではなく「サロン情報PV数」で見る理由
13か月の数字の並べ方と、AIに表を作ってもらうときの頼み方
先にお断りしておくと、サロンレポートで数えられるのはホットペッパービューティーであなたのお店のページを見た方だけです。
Instagramで知った方や、お店の前を通って知った方は、この数字には入りません。
それでも新規のお客様の多くがホットペッパービューティーから予約してくるお店なら、ここから数えるのが近道だと考えています。
もう一つ。この記事ではどのお店の数字も使っていません。
図の数字はすべて説明のための例です。
1.ピラミッドのおさらい

7月の記事の図をもとに、今回の場所に印を付けました。
上から常連顧客・一般顧客・離反顧客・認知済み/未購買顧客・未認知顧客の5つです。
今回の4段目は新規のお客様のうち「お店を知っている方」です。
7月の記事では値段が原因かどうかを知るには、この層の方が来店しない理由を解明すればよいと書きました。
4段目から始めるのには理由があります。
お店のページを開いてくれた方は、すでにあなたのお店に少し興味を持ってくれている方です。
ここで止まっているなら、広告を増やしたり値下げをしたりする前に、手を付けられるところがあるかもしれません。
ただ、理由を探す前にまず数えます。
数えるだけなら費用はかかりません。
お店のページが何回見られて、どこまで進み、どこで止まっているか。
ここが分かると、次に何を見ればよいかが決まります。
2.サロンレポートの入口の数字は「サロン情報PV数」で見る
使うのは、サロンボードで作れる「サロンレポート」です。
1ページ目の右側に「サイト閲覧(PC・SP・アプリ)」という表があります。
一番上の行が「総PV数」、その2行下が「サロン情報PV数」です。
それぞれの行のすぐ下には、黄色い「同プラン、同エリア平均」の行が付いています。
同じプランで、同じエリアに載っているお店の平均です。
お店の数字だけを見ても、多いのか少ないのかは分かりません。
同じ条件のお店の平均と並べると、あなたのお店の位置が分かります。

総PV数にはお店のトップページ(サロン情報)のほかに、こだわり・スタイリスト・スタイル・口コミ・ブログ・クーポンメニュー・クーポン印刷や予約完了の画面・地図の閲覧が全部入っています。
これはレポートの注記にも書いてあります。
スタイルやブログがよく見られているお店ほど、総PV数は大きく出ます。
でも、スタイルを見た方がお店のページまで開いたとは限りません。
例)
×「総PVが増えたから、お店を知ってもらえている」
〇「サロン情報PV数を、すぐ下の『同プラン、同エリア平均』と比べる」
「知っているのに、まだ来ていない方」の入口は、お店のページが開かれた回数=サロン情報PV数で数えます。
なお、PVは閲覧の回数で、人数ではありません。
同じ方が何度も開けば、その分だけ増えます。
人数そのものではなく入口の大きさとして、平均や前の年と比べて使います。

右上には「店舗PV数」の折れ線グラフもあります。
グラフの見出しにはサロン情報だけの数字とは書かれていません。
サロン情報PV数はグラフではなく表の行で見てください。
ご自分で確かめるなら
最新の締め月のサロンレポートを1本開く(直近13か月分が入っています)
1ページ目右の「サイト閲覧」の表で「サロン情報PV数」の行と、すぐ下の「同プラン、同エリア平均」の行に印をつける
一番右の列(最新の月号)で、平均より上か下かを見る
右上の「データ最終更新日」が月の途中の日付なら、最新の月号の列はまだ途中までの数字です。
最新の月号を比べるときは、その月が終わってから作ったレポートを使ってください。
3.予約に進んだ割合を13か月で並べる
入口の大きさが分かったら、次はその先です。
お店のページを見た方が、クーポンを見て、予約まで進んでいるか。
サロンレポートには、この割合が2段に分けて載っています。
「サイト閲覧」の表のすぐ下にある、CVRとACRの2行です。
CVR:サロン情報PV数に対して、クーポン・メニューがどれだけ見られたか
ACR:クーポン・メニューが見られた回数に対して、ネット予約の完了画面がどれだけ出たか
レポートの下の注記に計算式がそのまま載っています。
CVR=(クーポンメニューページPV数+紐付けクーポンクリック数)/サロン情報PV数
ACR=予約完了PV数/(クーポンメニューページPV数+紐付けクーポンクリック数)
どちらの行の下にも「同プラン、同エリア平均」があります。
お店のページ→クーポン・メニュー→ネット予約の完了。
この流れのどこで平均より下がっているかを見ると、「知っているのに、まだ来ていない方」がどこで止まっているかの見当がつきます。
人を追いかけた数字ではなく、画面が開かれた回数どうしの割合なので、あくまで見当として使ってください。

並べ方は左から右へ13か月です。
締め月のレポート1本に直近13か月分が入っていて、一番左の列が前の年の同じ月号です。
最新の月号は先月ではなく前の年の同じ月号と比べます。
月ごとの波に左右されにくくなるからです。
前の年と比べる前に、その間にプランやエリアを変えていないかも見てください。
プランは表の「プラン」の行で分かります。
エリアを変えた場合、平均は各月号で設定したエリアのものになると注記に書いてあります。
例)
×「先月よりACRが下がった。すぐにクーポンを全部作り直そう」
〇「最新の月号を前の年の同じ月号と比べて、平均との差も見てから決める」
ここで1つ断りがあります。
ACRと予約完了PV数は、ネット予約だけの数字です。
店頭で次回の予約を取ったお客様や、お電話での予約は入りません。
店頭で次回予約を取ることが多いお店では、ACRが低く出てもそれだけで「予約が取れていない」とは言えません。
今回の4段目は新規のお客様の話なので、ネット予約の数字で見ていきます。
どの段が平均より下がっているかで、次に見る場所の候補が変わります。
平均より下がっている段 | 次に見る場所の候補 |
|---|---|
サロン情報PV数 | ピラミッドの一つ下の未認知顧客。検索や一覧でお店が見つけられているか |
CVR | お店のページ。写真・キャッチ・紹介文で「自分に関係がある」と思ってもらえているか |
ACR | クーポン。名前や条件が選びやすいか、予約できる枠が空いているか |
原因は1つとは限らないので、ここで決めつけずに「候補」として見てください。
直し方はこの連載で段ごとに書いていきます。
ご自分で確かめるなら
CVRとACRの行で、平均より下の月に印をつける
最新の月号と前の年の同じ月号を比べる
店頭で次回予約を取ることが多いお店は、ACRだけで判断しない
4.AIに頼むなら
13か月分を手で書き写すのは大変です。
レポートのPDFをAIに渡して、表にしてもらう方法もあります。
手間が減るところはAIに任せてよいと、私は考えています。
指示文の例です。
添付したサロンレポートのPDFの1ページ目にある「サイト閲覧」と「CVR・ACR」の表から、表を作ってください。
行は月号で、古い順に13か月分です。
列は次の6つです。
1. サロン情報PV数(「総PV数」の行ではなく「サロン情報PV数」の行)
2. 1のすぐ下の「同プラン、同エリア平均」
3. CVR
4. 3のすぐ下の「同プラン、同エリア平均」
5. ACR
6. 5のすぐ下の「同プラン、同エリア平均」
最後に1行足して、最新の月号と前の年の同じ月号の差を入れてください。
読み取れない数字は空欄にして、推測で埋めないでください。
使うときの注意が2つあります。
サロンレポートは集計の数字です。予約の一覧や顧客台帳のように、お客様のお名前が入った資料はAIに渡さないでください
AIは読み違えることがあります。表が返ってきたら、最新の月号の数字をいくつかレポートと見比べてください。架空のレポートで試したときは、サロン情報PV数の列に総PV数の数字が入ったことがありました
◆まとめ
入口の数字は「総PV数」ではなく「サロン情報PV数」。すぐ下の「同プラン、同エリア平均」と比べる
その先はCVRとACRを13か月で並べて、最新の月号と前の年の同じ月号を比べる。ACRはネット予約だけの数字
どの段で平均より下がっているかが分かると、次に見る場所が決まる
終わりに
ピラミッドの作り方②では上から2段目の「一般顧客」のうち、1回来た方が2回目に来ているかを数えます。
それまでに、あなたのお店のサロン情報PV数とCVR・ACRを13か月並べてみてください。
サロン情報PV数は平均より上なのに、その先で止まっているお店もあると思います。
お店のページやクーポンが初めての方からどう見えているかは、無料診断で確かめられます。
お申し込みは3分ほどで済みます。営業のお電話はしません。
診断を受けた方で、全部をご自分で直すのが難しいと感じたら、納品メールにそのままご返信ください。
13か月のサロンレポートまで読み込んで、どの段階でお客様が止まっているかを数字で特定するのは、有料の超精密診断です。
※サロンレポートの欄の名前は、2026年9月号のレポートで確かめたものです。様式は変わることがあります。
※この記事は数字の読み方のご紹介で、集客や予約の成果をお約束するものではありません。
※「ホットペッパービューティー」「サロンボード」は株式会社リクルートの商標または登録商標です。Sai beautyのサービスは、株式会社リクルートとは提携関係にない独立したサービスです。





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